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菅新内閣誕生

2010. . 10
 とうとう鳩山が辞任した。一国のリーダーとしてそもそも無理があったと思うのは何度も書いてきた通りだ。で、民主党代表選があり、菅が代表になった。対立候補に、僕は知らなかったが樽床という、声もイントネーションも何だか気持ちの悪い男が登場した。こちらに129票入ったということが恐ろしい。小沢たちの根回しがあったようだが、日本の総理になる代表を選ぶのにである。何を考えているのだろう。
 まあ、とにかく菅が代表になり首相になった。もともと権力志向の強い男である。待ちに待った座であろう。僕たちにしてみれば、それでも鳩山より、まして麻生よりはましというところだろう。
 麻生と安倍は新政権を「本格的な左翼政権」と云った。もともとの自民党保守というより、昔の赤尾敏・愛国党などに近い無知な右翼イデオロギーの彼らからみれば、菅ですら「左」に見えるのだと苦笑してしまう。2人とも、偏差値の低い私立大に下から行っている。これは偶然ではない。僕も私立大にいたのでよくわかるのだが、下から、つまり付属高からの大学進学者というのは、本来育ちもよく、偏った受験などを経ていない分、のびのびした、本質的にすごく優秀なひとも多いものだが、反面、一部極端に幼稚な反共イデオロギーに染まる人間がいる。彼らは世界や社会について「考える」こと、あるいは「理屈っぽい」ことそれ自体を生理的に忌み嫌う。「アカだ」という。基本的に反知性主義なのである。こういう人たちに政治をやってもらっては困るのだが、そして以前はそういうことは無かったのだが、安部も麻生も代替わりしていくうちに、恵まれた環境に居ながら祖父や父の行った大学にも行けなかったのに、総理にまでかつがれてしまった。自民党内でも野中などが云ったように、「日本の悲劇」であった。とにかく早く政治の世界から身を引いてほしいものだ。
 
 今回政権発足にあたって、良かったのはとにかくしっかり小沢を切ったことだ。僕は2月のこのブログでも、その前にも、とにかく民主党は小沢を早く切るべきだと書いてきた。そうすれば「見直される」と。実際、支持率はV字回復しているそうだ。昨年の政権交代は民主党の中でいわれていたような小沢の手柄でもなんでもない。麻生自民党に国民が愛想を尽かしたのだ。
 そして、鳩山が本人のラストメッセージで語ったように、「政治とカネ」、「普天間基地移転」の問題で迷走を重ね、鳩山、小沢の2人の辞任しか道がなくなったというわけだ。
 だが、まだまだどうも変だ。小沢は辞任しただけではすまない。政治家として国会での証人喚問などもう必要なくなったというわけにはいくまい。菅や枝野も小沢をかばうわけにもいくまい。確かにもう政治力はなくなるだろう。何しろこの7月には再び「起訴相当」の宣告がなされるかもしれないのだ。そうなれば強制起訴である。「小沢神話」の崩壊である。菅は徹底的に小沢を追及しなければ自民党に足元をすくわれるだろう。
 こちらのほうはそれでも新政権の「良かった」ほうだ。
 だが、鳩山辞任のもうひとつの契機となった沖縄問題のほうはそうはいかない。
 菅は、「日米合意に基いて」と発言し、「沖縄の負担軽減を」と、とってつけたように付け加えた。こんなことで沖縄の人々が「説得」されるはずが無い。本当に、鳩山は辞任するのなら何故あのような自民党時代の案そのものの「日米合意」を結んでしまったのだろう。これも以前書いたが、何の交渉もした形跡が無いのだ。「辺野古以外に選択肢が無い」などというのは、自民党でそれを進めた連中の言い分であり、当時の,つまり自民党・辺野古沖案で交渉を担当した外務省の役人たちが鳩山のもとで今更他の選択肢を検討することなどありえなかった。アメリカ側は充分「聴く耳」は持っていたはずなのにだ。これも、さかしらげに「(辺野古以外であれば)対米関係が悪くなる」などと云う人間がいるが、そんなものは日米の「ネオコン」の一部に過ぎない。彼らは自分たちの利害が脅かされるのをおそれているだけだ。この種の人々のいうことはいつも同じだ。曰く、「イラク戦争に汗をかかなければ、対米関係が悪くなる」「インド洋の給油をやめたら、対米関係は決定的に悪くなる」。政権交代して、海上自衛隊のインド洋での給油は止めたわけだが、それで対米関係が決定的に悪くなっただろうか。この沖縄の基地の話も同じことである。アメリカ政府は、基地の移転にさいして何度も「地元を説得できるのか」聞いている。基地が住民の悪意に包囲されるのを望まないからである。とにかくこれだけの反対を踏み潰して「辺野古移転」を強行しようとすれば、何が起こるかわからないだろう。かつての三里塚闘争のように、双方に死者が出る事態になっても不思議は無いと僕は思う。アメリカ人も日本人もそんなことは望まないはずだ。
 菅氏は昔「石垣島空港建設反対」運動に参加したそうである。「海の汚染」に怒りを感じたからだそうであるが、辺野古沖は汚染されてもかまわないのだろうか。
 
 菅新政権はすぐにこの沖縄問題に取り組むべきである。アメリカと交渉し「合意」を見直すのだ。首相が変わった今しかチャンスはない。

 内政については、先日の長谷川氏の本ではないが、どうも菅政権もまた、財務省の意のままのようである。「脱官僚」の道は遠のいてしまったようだ。本当は消費税増税など言い出す前にやらねばならないことは沢山あるのに。
 こちらについてはまた書くつもりだ。

 だが、前回の鳩山政権誕生の時と同じく、ただ「どうせだめだ」とか、「だって」とか「でも」とか駄目OLの繰り言のようなことを言っていても始まらないからとりあえず応援しようか。






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