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日常の怒り

2008. . 08

 先週、偶然TVをみて驚いた。スーパーの西友が新しい「サービス」をはじめるという。新聞広告を派手にやって、自分の店が一番安いと訴え、例えばよその店でも、そこの訴求チラシなどで1円でも安く掲載されている商品があれば、そちらにあわせて価格を下げるという。実際、レジでチラシを見せるとその価格にあわせて値引きして販売するわけだ。馬鹿なことを考え出したものだ。

 僕は外資系とはいえ小売・流通の末端で働いてきたこともあるので、こんなことをやる人間・マネージメントに心底怒りを感じる。チラシに載せて特売品を出すということは、極端に差益の薄い商品であるか特別に安く仕入れることの出来た商品であろう。あるいは場合によっては、少なくともその商品については差益を無視して、宣伝費やマーケティング経費で一括仕入れしている事だってありうる。そんな他店・他社の政策的な価格にあわせて小売価格を値引きしてどうするのだ。その差益を失うか、あるいは仕入れ業者、メーカーに圧力を掛けて仕入れ価格をさらに下げるかしかない。いずれにせよ、そこで働く人間の価値、賃金をむやみに引き下げてゆくことにしかならない。ものすごく、小売、サービスで働く人間を軽視し粗末にしたやり口である。で、すぐ想像されたとおり、西友以外の店もさらなる値引きを強いられ、安売り競争になってしまったようだ。こんなことを続けていけばすぐさま販売、流通に携わる人間、さらには卸しているメーカー、商品を作っている人々の賃金カットにつながるのは必須である。

 

 だいたい、なんでもそうだが、商品の価格が安いということはシンプルに低賃金が前提である。僕は以前1,500円のブルージーンをみて驚いたことがある。それもセールで少なくなっていたとはいえウェスト、レングスがサイズ別にそろっていた。末端価格が1,500円で販売されるジーンズがある程度以上のヴォリュームでマーケットにあるということは、誰かが物凄い低賃金、例えば1日1ドル以下でミシンを踏んでいるに違いないのだ。

 

  世界中で、どんどんこうした「安いもの探し」つまりは「低賃金探し」をやっていって、先進国は「カネでカネを儲ける」投機・投資でやっていこうとしたつけはもうまわってきている。そこへさらに国内で、実際に経済の実態といえるメーカー、小売、流通などで働く人間の賃金を下げて、株主、そして金融や投資だけはしっかり儲けていこうというのだから資本というのは強欲なものである。

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