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2012年年始に

2012. . 13
 2012年、ちょっと遅れたが、年始のブログ。
 訪れて頂く人には、今年こそ良い年でありますように。
 今年は特に年始のごあいさつをおくりたいと思う。

 僕は年末年始というのもワンパターンで過ごすのだが、とにかく、振り返るにつけ、昨年は大変な年であった。それに対して、最も「政治」や「国家」の力が必要な時に、それらに携わる人間達が、まるで自分達とその周辺の利害しか頭になく、対応力を欠き、というよりも、社会の「弱いもの」を助けるのでなく、ますます痛めつけ、収奪し、自分達だけがカネ儲けしようという魂胆をさらけだしてしまった。嫌な年であった。

 そして、年始、ワンパターンで、TVでウィーンフィル・ニューイヤーコンサートを楽しみ、ラグビー大学選手権を観戦する。去年、圧勝して大阪市長になった橋下徹はどうもクラシックや能などの伝統芸能には敵意を持っているらしく、大阪のオーケストラやこれらの伝統芸能に対する補助金をほぼ全額カットしたそうだ。曰く「文化は行政が育てるものではない。」カットされたほうはたまらないだろう。だが、橋下は「圧勝」した。今の言葉は、この「圧勝」の後の発言ではない。つまり、大阪の多くの市民はカネに困っているのにオーケストラだの伝統芸能だのに税金を使ってくれるなと判断したのだ。大変だがここは何とかスポンサーを探し何よりファンを育てる努力をしなければならないだろう。今まで真摯にやってきたかどうか。よく考えて欲しい。僕は高校生の時からクラシックもジャズもレコードを聴いてきた。その時から気が着いたことがある。クラシックの世界では、日本の演奏家のライブを聴きに会場へ足を運ぶ層と、音楽が好きでレコードを聴き、集める層とがまったく別だという事だ。今はどうか知らない。結局、昔は、レコードでカラヤン―ベルリンフィルやポリーニ、アルゲリッチを聴いて楽しんでいる人は彼らが来日すればともかく、地方のオーケストラや日本のピアニストの演奏会には出かけようとしなかった。「別の世界」だったのである。どうも彼ら日本のクラシックの世界には独特のスノビズムとエリート意識があって、それはしっかり音楽を楽しんでいる人にはつまらないものに思えた。僕は橋下をまったく支持しないが、彼の「ポピュリズム」というのはここを突いたのだと思う。
 大学選手権準決勝、例年いっぱいの国立ががらがらだった。1万6千人の入場は少ないほうの「記録」だったそうだ。早・慶・明という人気校がそろって出られなかったからだという。外人選手を押し立てて、力技で点をとっていくプレイは豪快だが「卒業のある」学生ラグビーの華が無い。昨年、ワールドカップでフランスやニュージーランドの水準の高いラグビーを嫌と言うほど見せ付けられたからなおさらだ。花園の高校生のほうが面白かった。

 あいかわらず「不退転の決意」とやらで増税一直線の野田、財政を再建する、そのためには税収を増やす、経済を立て直す、大きな戦略目標が見えなくなり、財務省の利益とその傀儡、藤井や与謝野にすっかり洗脳されてしまった野田は、まるで「坂の上の雲」に登場した乃木のようだ。バルチック艦隊が来る前に旅順港のロシア艦隊を撃ち、来るべき日本海海戦の勝利を期す、そのために旅順港を見下ろせる203高地を占拠するという方針に背を向け、ただただ旅順要塞に正面攻撃を仕掛け続け、多大な犠牲者を出す。本来の目的を見失い、犠牲を考慮せず眼の前の攻撃目標に闇雲に突進する。そもそも「何のために」やるのだったかを忘れ、とにかく「増税」ありきで突っ走る。ものすごい「犠牲者」が出るだろう。税収を増やすためにやるつもりの「増税」のはずだろうが、この不況下では税収は減るに決まっているではないか。大きな目的が見えず、財務省とそのOBの利害のみ考え、彼らに洗脳され、とにかく「増税一直線」では昨年も書いたが、国民はさらに不況に苦しみ、収奪され、役人達ばかり越え太るだけだ。TPP,辺野古、原発再開とともにこの男が「不退転の決意」でやろうとしていることはすべて日本社会を根底から滅ぼしかねず、「働く階級」に敵対するおぞましいことばかりだ。

 小沢公判があった。「秘書にすべて任せていた」、「自分はまったく見ていなかった」 の繰りかえし。裁判戦術としてはそれでいいのだろう。だが、政治資金規正法の網の目をいかに潜り抜けたとしても、そして無罪になったとしても、億単位のカネの動きを見ていなかった、知らなかったでは政治家として失格だろう。まして献金したほうはしたと証言しているのだ。これは通常「賄賂」と呼ばれるカネである。だいたい「天下国家のことしか関心がない」とうそぶきつつどうしてそんなに不動産を買い漁るのか。「自分の蓄財が第一」小沢一郎と揶揄される所以である。
 この段階に来て、さすがに小沢擁護論や陰謀論もあまり聞かれなくなった。それはそうだろう。「陰謀論」者の話などきりがない。レーニンを封印列車でロシアに送り返したのはドイツである。だからロシア革命はロシアに混乱を起こそうとしたドイツの陰謀だ というのが彼らの「理屈」だからだ。 「陰謀」など大小あるに決まっている。だがそれで世の中が説明できるわけではないし、まして小沢の蓄財が正当化されるわけでもない。
 最近小沢は、増税反対を言ってみたり、先般大阪では民主党と対立した橋下に媚を売ったりして、影響力の凋落に歯止めををかけようと必死のようだ。だがなんとしてももう経世会のゾンビーともいうべきこの男には政治の世界から身を引いてもらわねばならない。

 民主党にはかなりの国民ががっかりさせられた。が、自公政権に戻ったらもっとひどいことになる、と多くの人が思っている。結果、橋下のような「既得権益に切り込む」姿勢を見せる政治家に人気が出る。僕が嫌なのは、反貧困、反原発、あるいは格差の解消を訴える人々までが、金融資本やグローバリズム、新自由主義という本当の敵を見失い、世代間対立や役人叩きに血道をあげ、「働く階級」内部での争いに誘導されつつあることだ。

 今年は、アメリカ大統領選、フランス大統領選、ロシア、中国、台湾、各国の指導者交替の年でもある。暴走する資本主義に未来は無い。
 僕はのんびりTVを観たり音楽を聴いたりしていたいのだが、どうもなかなか世の中がそうさせてくれない。



 



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