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「人間じゃねえ!」

2011. . 11
 前回(昨年)、怒りとともに書いた、菅の「たちあがれ日本」との「連立」構想は挫折したようだ。だが、かたちを変えたにせよ、年頭所感から、とにかく何が何でも増税する意向をはっきりと示している。財務省役人の命を受けて、増税したくて仕方ない与謝野などもまだ政権に未練たっぷりのようだ。また、大マスコミはこぞってこの菅の増税、特に消費税増税を、「有言実行を」などと言って煽っている。
 そもそも菅と民主党は、政府の赤字削減については、「歳出削減」による、「無駄をやめる」と繰り返していた筈である。それゆえの「政権交替」であった。それが、いつの間にか、財界、財務省に洗脳され、法人税減税をやり、さらに「事業仕分け」などのパフォーマンスすらも自ら投げ捨て、完全に増税に舵を切った。「税制の抜本的改革」ときた。「公務員人件費」も、「無駄な公共事業」も、何も手をつけず、ただただ増税ありきなのである。
 僕たちは政権交替前、民主党が政権攻撃に使った「年金問題」を忘れてはいない。集めるだけ集めた市民のカネを、無駄なハコや役人たちの遊びに使ってしまって、年金が「足りなくなった」と言い、また、支払われた年金が「不明になった」と言われたのだ。要は制度設計がまったく駄目だったわけである。そこで「足りないから」もっと年金の原資を「払え」と言われたら怒るのが当然だろう。今度の増税はそれと同じである。国の財政が赤字である、あるいは社会保障費がどんどん高くなる、だから増税といわれても、制度設計が駄目だったら年金と同じ、まったくの無駄なのである。その制度設計を明らかにせず、ただただ財政赤字だから、社会保障費のために、と増税を推し進めるのは、彼らに「制度設計」などなく、ただ「役人天国」の官僚たちの利益と、財界の利益のため、またそれらに守られるはずの自分たちの権力欲・保身のためである。

 大阪で悲劇があった。資産家だった父を持った63歳、61歳の姉妹がなんと20日以上前に「餓死」していたそうだ。生活保護などを受けなかったことを指してか、朝日では「お嬢様『助けて』といえず」などと見出しをつけていた。ずいぶん乱暴な話である。
 この悲劇の原因は記事から読み取れる範囲でもはっきりしている。相続税である。父に残された資産である土地を売れるだけ売っても払いきれない額の相続税が課されたのだ。彼女たちから土地を買ったという人が「税金の支払いにあてる」と姉妹が言っていたと証言している。おそらくは相続税対策のために、誰に進められたのか(遺体が発見された)マンションも建てたのだろう。それも空き室が多く、逆に建築の際の借金がさらにのしかかったようだ。こんな相続税自体がおかしいと何故マスコミは書かないのだろう。彼らもまた、相続税増税を含む今回の菅の増税方針を共同して推進しているからである。

 「税制の抜本改革」は消費税増税はもちろん、この相続税についても増税する方針である。しかも高額のほうにではない、低額の相続、この姉妹の例にもあるように、「弱いほう」へ重くのしかかる増税である。消費税増税も、どさくさまぎれに実行されようとしているこうした増税も許してはならないはずだ。
 財政再建や社会保障費をいうなら、まずは本当に自分たちから身を切ってそれこそ「改革」をやり、無駄を削り、制度設計そのものを明らかにしたうえで、ぎりぎりの数値を出してから「増税」を語るのでなければ、信じられるはずがないではないか。
 大阪の姉妹の「餓死」というこのような悲劇を前にしてなお自分たちの利益だけ考えて「相続税増税」や「消費税増税」(負担増大)を平気で言える奴など、本当に、「人間じゃねえ!」



 
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