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怒りの声に耳をかたむけよ

2012. . 10
 さて、長い出張と帰京後のどたばたが続いて、ブログにご無沙汰してしまった。

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 フランス大統領選、決選投票とギリシャ総選挙が続いた。サルコジが敗退し、オランドが久しぶりの社会党政権を組織することになった。サルコジ流の「新自由主義」や「緊縮財政」にノーが突きつけられたのである。
 ギリシャでは急進左派連合が得票を5倍に伸ばして第2党に躍り出た。若きリーダー、アレクシス・ツィプラスはもちろん緊縮財政反対で支持を獲得した。いや単なる「反対」だけではない。僕が何度もこのブログで書いたことだが、この間の悪辣な「ギリシャの債務返済」圧力にノーを言い、「不当な債務は返す必要は無い」と主張して支持を得た。まったく正しいではないか。注意深く記事報道をみると、彼はこう言っている。「公正な第3者機関を作り、腐敗していた前政権、前々政権の作り出した『債務』を調査し、不当だと認められたものは返済しない、正当な債務については分割し、若干の猶予をもらってきちんと返済する。」 この当たり前のことが言われず、ひたすら「緊縮財政」の名の下に増税や賃金カット、首切りが横行してきたのだから、怒りが蓄積してくるわけである。
 
 2つの選挙からみえてくるヨーロッパの「緊縮財政」反対の流れはもうつぶされないだろう。みんないつまでも投機資本やそこから賄賂をもらっているような官僚達に騙されてはいないのだ。
 
 イタリアやスペインでも、「ユーロからの離脱」という選択肢まで見据えて、今、「緊縮財政」反対の潮流が強くなっている。先日、イタリアでは増税に抗議して小企業経営者が自殺した。追悼の抗議デモが起っている。

 たちかえって日本ではあいかわらず野田が財務省官僚の意のままにひたすら増税だけを断行しようとしている。ヨーロッパの動きに対しても、政治家たちはやれ円高がどうだとか、ギリシャ危機の波及だとか、ピントはずれで些末なことばかり語っている。馬鹿じゃないのか。これだけヨーロッパで、「緊縮財政」にノーが突きつけられ、アナーキーに膨張する投機筋のマネーゲームに皆が嫌気がさし、「何故、ふだん彼らのカネ儲けのために奉仕し、彼らが損したときの穴埋めの負担ばかり強いられるのか」という当然の怒りが巻き起こってきているのに、どうして気づかないのか。  
 マスコミの論調も何だか日本の国民がみなギリシャの「緊縮財政」を支持しているかのようである。とてもおかしい。僕は何度も言ってきた。世界の、働く階級の利害はひとつだ。立場は共通だ。僕達は「緊縮財政」の名の下に、負担を弱者に押し付ける増税やリストラに対して怒っているのだ。EU官僚や野田の側でなく、ギリシャの怒れる国民達、今回左派に票を投じた人々の側に立っているのだ。



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 人々の声にもっと耳を傾けよ。野田たちも、正直に自分達の姿を見直せば増税など本当は言えない筈だ。
 
 (写真:パリ・マッチより)






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