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神戸で春に

2010. . 30
ずっと神戸にいた。長い出張であった。だが、神戸はいい街である。旧居留地に整然とクラシックなビルが並び、一流ブランドが軒を連ねる。なかなかお洒落な人々も歩いている。寒い日が続き、今年は神戸で春を迎えたことになる。
 僕はオフタイムは相変わらずだった。文庫になったばかりの「レディ・ジョーカー」を読み終え、16日の発売日に買い求めた「1Q84」を読み終え、ウディ・アレンの新作を観た。「レディ・ジョーカー」はよりエンターテインメント風に読みやすくなった気がした。「1Q84」は、「こう来たか」という書き出しで、続編への期待が大きかっただけに、楽しい読書だったが、少女マンガみたいに「ロマンティック」になり、少し気落ちした。アレンの新作はスリリングだった。「マッチポイント」と変わらないクライムものだったけれど、まあ楽しめた。本で読んだカフェをみつけて、時間が空くとそこでコーヒーを飲み、マスターとおしゃべりをした。そのカフェ・アズマの東氏は僕よりちょっと年下だが、関西一映画に詳しいと云われているだけあって、古今東西の映画談義は楽しいものだった。彼に薦められたヘレン・ミレンの「キャル」など僕は知らなかったが是非観てみたいものだ。
 
 だが、何と言っても、こちらの人々は、あの大震災を経験してそれほど日が経っていない。記憶が鮮明である。その話になると、また尽きることが無い。ちょうど、小林彰次郎氏の震災時の神戸を記録した写真展があったばかりだった。コメントの文を、アズマに飾ってある天使の絵の画家・石井一男氏がよせていたそうだ。DVDをみせてもらったが、たぶん実際に経験した神戸の人々はずっと深くこの写真展をみつめたことだろう。

 現代はテレビというものがあるから、ニュースはしっかりと入ってくる。
 与謝野がついに自民党を離党した。(最終的には「除名]になったそうだ。)この男は「耳障りの悪いことを云う」などと気負っていっているが、何のことは無い、財務省の官僚や一部の財界人にとって大歓迎の「耳に心地良い」、はじめに増税ありきとばかり主張する。だいたい先般の選挙でこの男は落選し、比例で復活当選を果たしたのだ。つまり、自民党員でなければ、国会議員でなかったわけである。自民党を離党するなら、国会議員も辞してもらわなければ困る。選挙民もなめられたものである。もうひとつひどいことがある。増税とともにこの男がやたら口にするのが「政界再編」である。これもこの男の卑しさを表していると思う。ある政党を離党しようが、新しい政党をつくろうが、一定の政策なり政治信念があってのことであればそれは是としよう。ところがこの男の場合、どうもそちらは後回しでまずは数合わせの野合である。だから特に経済政策などで対立していた平沼と野合し、さらに数合わせの「政界再編」で、他の政党との野合も目指すのだろう。本来「政界再編」とは、まずは自分の政治主張とその同調者、その行動があって、結果としてあるものである。はじめから「再編」を看板に掲げて政党をつくるなど卑しいにもほどがある。それも、「憲法9条改正」を最優先課題とする男と増税論者、それも消費税増税を最優先とする男の最悪のコンビが出来上がってしまった。

 実はこの「政界再編」を至上とする卑しさは彼らに特有のものではない。何度もこのブログに書いてきたが、今日現在、まだ民主党幹事長に収まっている小沢も同じである。政治理念や思想は無く、ただ数あわせが優先する。だから自民党と「大連立」しようとしたり、公明党に色目を使ったり、民主党内部では2人区に2人の候補をたてるぞと、露骨に党内に脅しをかけて自分の内部支配を貫徹しようとする。それは自分の党が多数の支持を得ることよりもさらに優先されるかのようだ。
 それにしても、くどくどと何度もブログに書いてきたのだが、どうして民主党は小沢を切れなかったのだろう。どうも「選挙に強い」という神話が生きているらしいが、おかしな話である。昨年の民主党の勝利は、これも何度も書いてきたが、民主党が積極的に支持されたわけではない。まして小沢が選挙が上手かったなどというのはとんでもない誤解である。人々はただただ麻生政権の終焉を望んだのである。勘違いしてはいけない。だいたいあの時も、直前に小沢を党首から降ろしていたから良かったのだ。西松建設の問題をそのままに、小沢党首のままで選挙戦に入っていたらあの勝利は無かっただろう。
 
 ここへ来て、いよいよ追い詰められてきた鳩山を党首に、小沢を幹事長に抱え、民主党も正念場である。
 どうも悪いほうへ悪いほうへ「再編」されてゆくような気がする。











 

 
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